弁護士 奧野舞のブログ

弁護士法人シティ総合法律事務所(http://www.city-lawoffice.com/)

【労働】各種手当について考える

使用者の皆さんは,自社の給与明細をじっくりと見返したことはあるでしょうか。

基本給の他に,色々な手当が支給されていないでしょうか。

その手当について,どういった根拠でその労働者にその金額が支払われているのか,ぱっと正しく説明できるでしょうか。

 

労働者の割増賃金の計算をしてごらんと言われたら,ぱぱっと計算の基礎となる賃金部分を計算できるでしょうか。

 

当法人のHPでも,労務管理に関するコンテンツを増やしているところですが,「先代からの意向で・・・」とか,「同業他社のを真似して・・」といった理由で「何とな~く」支給している手当は,危険です。

 

いざ,会社が労働者から残業代の支払請求を求められたとき,これまで何となく支給してきた◎◎手当が全て,割増賃金の計算基礎単価に含まれてしまって,事実上,基本給部分が膨れ上がったような計算になり,予想を超える割増賃金の支払義務が発生してしまった・・・なんていう事態が,少なからず起こります。

 

みなし残業手当だって,残業時間数に応じて算出されたものでなければ,裁判で争った場合には,割増賃金の支払と同一の性質ものとは評価してもらえません。

 

賃金体系の変更やベースアップを検討する際に,見直してみてはいかがでしょうか。

 

#割増賃金 #手当 #残業手当