弁護士奧野舞のブログ

弁護士法人シティ総合法律事務所(http://www.city-lawoffice.com/)

【医業】クリニック等の職場環境改善策

先日,とあるセミナーでマナー・接遇研修をされている会社の代表者の方にお会いしました。

お話を伺うと,病院やクリニック・福祉施設などで患者・入所者の対応にあたるスタッフの接遇・マナー研修を実施しているとのこと。

以前の記事にも書いたことがありますが,よほど特殊な分野の治療等が必要な場合でない限り,患者さんがクリニックを選ぶときに考えるのは,立地やクリニックの雰囲気,受診した際に嫌な思いをしなかったか,というところだと思います。

 

そういう意味では,医業分野でスタッフにマナー・接遇をしっかり学んでもらうことは,患者さんにまた来院してもらうためにもとっても大切なことだと思います。

 

しっかり来所者対応をしてもらうためにも,医業に従事するスタッフ自身が職場環境に満足してもらうような体制を作ることも大切です。

 

最近,厚労省のHPで発表された「医療分野の勤務環境改善マネジメントシステムに基づく医療機関の取組に対する支援の充実を図るための調査・研究」を目にしました。

https://iryou-kinmukankyou.mhlw.go.jp/information/itaku2016.html

 

この中に,勤務医師が職場に求める「取り組んでほしい勤務環境改善策」に関するアンケート調査結果があります。

 

この結果は,勤務医師に限り当てはまる話ではなく,医業経営の中の勤務環境改善に広く適用できる結果であると感じています。

 

クリニックなどでは従業員に当直勤務が求められていない場合も多いですが,

例えば,

・緊急時対応・オンコール対応に対する給与・手当などの処遇が充実しているか

年次有給休暇をはじめとする休暇の取得を促進しているか

・定期的な面談により,職員の事情や希望を把握し,可能な限りこれを尊重した配置や業務面の配慮をして,定着を図っているか

・多様な勤務形態(短時間勤務,短日勤務,交代制勤務)を活用しているか

・学童期の子供を有する職員への支援をしているか

・保育・介護サービス利用料の補助制度を実施しているか

・子育て・介護を含む生活面との両立支援・ワークライフバランスに関する相談窓口の設置や専門スタッフの配置を行っているか

・・・などなど,勤務医師に限った話ではなく,一般的な職場に求められている内容も多々あります。

 

私自身も,弁護士・社労士として就業規則の改訂作業に関わることもありますが,医業経営では女性従業員の割合が高いですから,今後は上記のような勤務環境改善の視点を盛り込んだ内容にしていくことを強く意識していこうと思っています。

 

 

 

 

 

 

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