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弁護士 奧野舞のブログ

弁護士法人シティ総合法律事務所(http://www.city-lawoffice.com/)

【医業】インターネット上の不利益な書き込みについて

医業関連

病院・クリニック・介護施設等の口コミ投稿がインターネット上でなされる場合があります。

利用者・患者が実際にサービス提供を受けての感想・印象が書かれているもので,仮に不満な点が書かれていたとしても,サイトの運営者に削除を求められるものではありません。

ただ,その書き込みの内容が,医業従事者個人や法人の社会的評価を低下させるような記載である場合には,名誉毀損で被害届を出すことができる場合があります。

 

クリニックや施設側にとってマイナスとなるような記載が全て名誉毀損に当たるとまではいえず,実際に問題とされる書き込みの文面や書き込みの頻度などを個別に検討・判断する必要があります。

こうしたインターネット上での名誉毀損被害については,迅速な対応が必要で,サイトの運営管理者に「名誉毀損に該当しうる書込みがあるから,削除してほしい」という請求をする方法のほか,警察に被害届を出して書き込みの当事者を特定してもらうように働きかけて刑事事件として立件してもうら方法のほか,書込みの当事者があらかじめ特定できているのであれば,書き込みを直ちに削除するために,「仮処分命令」という比較的迅速な裁判所の手続きを利用して削除の命令をさせたり,損害賠償を求めることも考えられます。

 

医業にかかわらずの話ですが,「どんなクリニック・施設でサービスを受けるか」を選択する際に,インターネットで情報を調べてアクセスする方が多く,HPの整備とともに,ネット上での理不尽な風評被害について,適切に対処する心構えも必要です。

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